未使用品、絹科布の名古屋帯です。絹科布（きぬしなふ）とは、古代布である科布（しなふ・・・山地に自生するシナノキの樹皮から作った繊維）の上質な風合いを絹で表現したものです。科布は織り上げるのに非常に手間がかかる上、原料が少なく、職人もわずかしか残っておられません。そのため別の繊維で科布のような織物が出来ないかと試行錯誤の末、関東平野の北に位置する赤城山において古代から伝わる赤城玉糸に着目。特殊撚糸加工を施すことによって麻のような強い絹糸を作り出しました。この糸を柿渋などの草木染染料で染め、動物繊維にはない強さと植物繊維には無い光沢・柔らかさを兼ね備えた糸を作り出したのです。ざっくりとした織りで、時を経るごとに味わいが深まります。しなやかさと程よい腰の強さが魅力の一品です。単衣にや夏着物に合わせてお楽しみください。＜色・素材＞〔帯の色〕　　茶系色地〔素材〕　　　正絹＜寸法＞幅　約31.5cm 長さ　約3m79.0cm＜状態＞未使用品です。よごれはありません。この他の夏物はこちら　↓↓↓ #リン夏物#リン夏名古屋帯m-2552